仏像のペンダント

仏像ペンダントの後は・・・仏像の表情の不思議と魅力

仏像をみていて感じるのが、仏像のなんともいえない表情。

仏像の表情は、表情があるような、ないような、不思議な表情をしていますね。

よく見られる仏像の表情は、とても穏やかな表情ですね。

これは瞑想の表情なんです。

目を半分開けているこの目は、半眼（はんがん）と呼ばれるもの。

穏やかに心を静めた瞑想の状態にあることを現しています。

どこを見ているか解らないように見える仏様の目、でもそれは全てを見通しているように感じてしまうから不思議です。

仏像の表情は、心穏やかで揺れ動くことのない、一切の迷いのないとても暖かい慈悲深い表情が多いと感じます。

でも、明王像だけはその表情はまったく違って、牙があり、怒りの表情、激しい感情をむき出しています。

明王は、大日如来の化身とされています。教えに従わない者を恐ろしい表情で導くのです。

両目を見開いている明王もあれば、細めているように見える左目は「地」を、見開いている右目は「天」を見ている「天地眼（てんちがん）」とよばれる表情をしている明王もあります。

また、見る角度でも仏像の表情は違って見えたりしますね。本当に不思議な魅力があります。

仏像の表情、色々な角度から、じっくり眺めてみてはいかがでしょうか？